静かな好奇心

生徒さんの演奏風景

今日はレッスンの様子を少しご紹介させて頂きます。

 

 

とても感性豊かな小学校3年生のかわいい生徒さん。

以前は、レッスン中その時々に感じたこと気づいたことなどを

たくさんお話してくれて、「そろそろ、、ピアノも少し弾いてみる?🤣」

なんてこともありましたが、最近は彼女の表現のツールが

言葉からピアノへ変わってきたように思います。

お姉さんへの階段を一歩一歩登るように、

ピアノを通して気持ちを伝えてくれるようになりました。

 

 

私の言葉をヒントに、鍵盤を探り始めたかと思うと、

彼女の中で、様々な世界が広がっていきます。

 

 

今取り組んでいる「人形の夢と目覚め」♪。

私が、楽譜に書き込みなどをしている間、次々と色々な調への移調が始まります。

その調べは、「人形の哀しい夢」になったり、はたまた「爽快な目覚め」「日曜の朝の優雅な目覚め」に変身したり。。

感心して聴いていますが、彼女は、移調してみよう!という意気込んだ動機ではなく、

軽やかにこうしたらどうなるかなと鼻歌を歌うような感覚で遊ぶように試しているようです。

 

 

ブルグミュラーの曲で標語記号についてお話しすると、

それまで出てきた標語記号を楽譜上から探し、

違いを確かめるように、求められている表現をピアノで探していきます。

まるでピアノとお話をしているようで、こうなったらなかなか止まりません。笑

 

 

 しかし、一見遊びのようなこの好奇心こそ、学びへと繋がる一番大切な部分だと思っています。

言われたことを真似するだけではない、自ら探し考え、だんだんと拘りを持って追求をしていく姿勢。

彼女の内面をピアノで打ち明けてくれているような、そんなあたたかい感覚でレッスンが進んでいきます。

私の弾くピアノからも、同じように共感してくれていたら嬉しいです。

 

 

 

4月からは弟君、妹さんも一緒にレッスンをさせて頂く予定です。

お家の中に音楽が溢れ、ご家族みなさんの笑顔がより増えていきますように✨。

新しいご縁が繋がっていくことに感謝です。